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颐光 2017. 5. 3. 12:55

紀元前、中国。時代は春秋戦国時代。
西方の国・秦で、戦災孤児として暮らしていたふたりの少年・信と漂の夢は、日々鍛錬を積み、いつか戦で武功を立てて天下の大将軍になること。

そんなふたりにある転機が訪れる。王宮に仕える大臣・昌文君の目に留まった漂が王宮に召し上げられたのだ。

だがほどなくして王宮の勢力争いに巻き込まれ大けがを負った漂が、命からがら故郷へと戻ってくる。そして漂から託された地図を頼りに訪れた村で信は、漂とうり二つの少年・政と出会う。この少年こそ秦王・政―――後の始皇帝であった。


春秋・戦国時代

紀元前770年~紀元前221年。約550年間に及ぶ中国の分裂期。西周が滅亡したことにより各地の有力諸侯が独立。後の秦の始皇帝による中国統一までを春秋・戦国時代という。

戦国時代には、「戦国の七雄」と呼ばれる七大国(斉・楚・秦・燕・韓・魏・趙)が覇を競い、激しい争いを繰り広げる。


さらに、諸子百家という思想家集団が多数出現。道家や孔子・孟子に代表される儒家は、後の中国思想の中心となっていく。


時代区分

物語の舞台は、春秋・戦国時代の末期。紀元前221年、始皇帝によって中国は統一され「秦」となるが、始皇帝の没後、秦は劉邦・項羽らによって滅ぼされ、秦代はごく短い歴史を閉じる。
その後中国は前漢・後漢を経て、やがて三国時代へと突入していく。


秦国(しんこく)の人々(1)

しん

戦争で孤児となり、故郷の集落の長の下で下僕として働く少年。どんなときでも全力で前へ進み、自らの腕一つで「天下の大将軍」として中国全土に名を響かせることを目指す。生まれ持った資質と幼い頃からの鍛錬により、驚異的な剣技を持つ。

えいせい(呼称:せい)

秦国の若き王。後の始皇帝。わずか13歳で王位につくも実権はほとんどなく名ばかりの王という地位に甘んじている。しかし、ただならぬ才覚と内に秘めた決意を持ち、誰も成し遂げたことのない中国全土の統一を目指す。

かりょうてん(呼称:てん)

フクロウを模した仮面を身につける、山民族の末えい。身寄りがなく一人で乱世を生き抜いてきた孤児。幼いながら字や史など多くの知恵を学んでおり、かなり賢い。また、料理の腕も抜群。

きょうかい

己の身に戦の神を宿し、死の舞・巫舞(みぶ)を舞う伝説の暗殺集団の一族。その中でも高い戦闘能力を持つ。なぜか一族を離れ独自で行動しているようだがその目的は不明。

おうき

「怪鳥」の異名をもつ武将。戦神と呼ばれた昭王の腹心であり、近づくだけで敵が平伏したという伝説の六大将軍の一人。昭王亡き後は一線から退いている。王宮内の権勢争いには全く興味を示さず血が沸き立つような戦場のみを求める得体の知れない人物。


第1話  「無名の少年」




紀元前245年中国。時は春秋戦国時代。西方の国・秦で天下の大将軍になることを目指し剣の修行に明け暮れる二人の少年がいた。名は信(しん)と漂(ひょう)。戦災孤児で、下僕として働いていた。二人の元に、ある日昌文君(しょうぶんくん)が現れ漂を王宮で仕官させると告げる。離れ離れになる二人だが「行き着く場所は同じだ」と誓い合う。その後、王弟の反乱がぼっ発。漂の身を案じる信の元に深手を負った漂が戻ってきた。




第2話  「運命の出会い」

漂(ひょう)に託された地図を元に黒卑村(こくひむら)へと向かった信(しん)は、そこで漂と瓜二つの少年・政(せい)と出会う。混乱する信の前に姿を現したのは政の命を狙う刺客・徐完(じょかん)。「漂を殺したのは自分だ」とちょう笑する徐完に怒り、剣を向ける信だったが、手も足も出ず倒れてしまう。薄れゆく意識の中、しかし漂の無念を誰よりも感じている信はボロボロの体で再び立ち上がった。




第3話  「友よ…!」

驚異的な気力と剣技で徐完(じょかん)を倒した信(しん)。だが今度は王弟が差し向けた大軍により一帯を囲まれてしまう。強行突破を図ろうとする信と政(せい)。そんな二人の前に河了貂(かりょうてん)という子供が現れる。貂の手引きで軍の包囲をかいくぐろうとする一行。その最中、政から漂(ひょう)は万が一のための影武者だったことを聞かされ信は逆上。しかし政は「漂はそのことを十分にわかっていた」と声を荒げるのだった。





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